MPインクとは? 素材の風合いを活かしながら用途に応える、その魅力を解説
目次
MPインクとは?
『MPインク』の「MP」は「マルチパーパス(多目的)」から由来しています。このインクは、樹脂素材、紙、合成皮革など、様々な素材に、面倒な下地処理なしで直接プリントが可能。屋内外のサインからパッケージまで、これ一つで幅広い用途をカバーします。素材の壁を越えて、アイデアをカタチにするMPインクの魅力をご紹介します。
さまざまな素材に対応し、直接印刷できる
MP31インクは、溶剤プリンター向けメディアに加え、印刷本紙、板紙、軟包装メディア、シュリンクフィルム、ホログラムシートなど幅広い素材に印刷ができます。動画でも「さまざまな素材へ直接印刷ができる」と紹介されており、用途の広さはMPインクの大きな魅力です。専用の限られたメディアだけでなく、実際の用途に近い素材で確認できることは、試作や色校正の精度向上に直結します。
| 溶剤インク | UVインク | MPインク | |
|---|---|---|---|
| 塩化ビニル(IJ用) | ◎ | ○ | ◎ |
| 透明フィルム(IJ用) | ◎ | ○ | ◎ |
| 表具紙(IJ用) | ◎ | ○ | ◎ |
| コート紙 | × | ○ | ◎ |
| マットコート紙 | × | ○ | ◎ |
| 上質紙 | × | ○ | ◎ |
| コートボール | × | ○ | ◎ |
| 蒸着紙(アルミ) | × | △ | ◎ |
| ホログラムシート | × | △ | ○ |
| シュリンクフィルム | × | △ | ○ |
| PET | × | △ | ○ |
低温で定着し、素材の風合いを活かした自然な仕上がりに
MPインクの特徴のひとつが、低温の温風で緩やかに乾燥・定着することです。それにより、インク膜厚が薄く、凹凸が少ない印刷面となることで、素材の風合いが活かした自然な仕上がりを実現できます。これにより、質感や風合いなど仕上がりを重視した用途に適しています。また、低温乾燥のため熱によるメディアへの悪影響も少ないです。


伸縮性が高く、後加工にも強い
MPインクは、単にきれいに出力できるだけではありません。曲げや伸びに強くインクが割れにくいため、紙器パッケージや真空成型、シュリンク素材などの加工にも対応できます。さらに、印刷面のザラつきが少ないので、箔押しやラミネートといった表面加工との相性も良好です。色の濃淡によるインク膜厚の差が少ないため、加工時の伸縮に悪影響を与えにくいという特長があります。「見た目はよいけれど、加工すると割れる・違和感が出る」といったトラブルを減らすことができるため、完成品に近いサンプル作成や、オリジナル製品の小ロット生産に適しています。


印刷後の色変動が少なく、色校正用途に適している
色校正で重要なのは、出力直後と確認時で色の印象が大きく変わらないことです。MPインクは「印刷後の色の変動がほんのわずかしかない」という特長を持っています。CGS社のカラーマネージメントソフトウェアRIP「ORIS FLEX PACK」と組み合わせることで、カラーマッチング機能・キャリブレーション機能により、印刷機との色合わせや安定した色再現が可能になり、本紙対応インクジェット色校正機としてご使用いただけるようになります。


MPインクはこんな現場におすすめ
MPインクは、たとえば次のような現場で力を発揮します。
- 素材の風合いや表面感を大切にしたい
- パッケージの試作・ダミーを、より完成品に近い状態で製作したい
- シュリンクフィルムや真空成型など、後加工を前提とした素材に印刷したい
- 印刷本紙で色校正を行いたい
MPインクは対応素材の広さ、自然な仕上がり、安定した色再現、加工適性をバランスよく備えています。





















































































