活用例
ML-200 を導入いただいた電気科では、3年生の授業で課題研究を行います。この授業では、生徒一人一人が電気に関する研究テーマを設定して、1年間を通して調査や作品製作に取り組みます。
当時3年生のTさんは、鉄道運転シミュレーター用のマスターコントローラー(写真右)を製作し、活動成果として発表しました。当初、コントローラーの筐体部分は木材やアルミを加工して組立てを検討していましたが、木材やアルミの加工は技術や経験が足りないため難しいと判断し、その年に導入されたML-200 で筐体部分を造形することにしました。

ML-200は教室でも使用できる卓上サイズながら、造形エリアは広く、高さ200mmまでの大きな部品の造形や、小さな部品を並べて一度に造形することが可能です。
造形データさえ作成すれば、造形中は他の作業に時間を充てることが出来るため、今回の製作でもメインのプログラミング作業に時間を費やすことができたようです。
3Dプリンターの使用は初めてということですが、造形データを作成するスライシング作業から露光時間などのパラメータ設定までの全工程をTさんが行いました。活動成果資料には、作業工程や造形失敗の原因を分析して解決する様子がまとめられており、Tさんの製作に対する熱意と生徒の自主性を尊重する教育の様子が伺えました。
電気系、情報系の学習内容を具体的なカタチにする3Dプリンターの活用法に今後ますます期待が高まります。
西村先生インタビュー
導入の経緯や期待する効果を、電気科の西村先生に伺いました。
Q1.3Dプリンターの導入目的をお聞かせください。
授業の中で3DCADソフトを使っているため、描いた部品等を3D プリンターで作れないかと職員で話していたところ、国の三次補正予算が付くタイミングと合い、導入となりました。
Q2.3Dプリンターをどのような授業で活用していますか?
課題研究の中で活用しました。本校電気科情報系の生徒が作品の筐体部分の製作に3Dプリンターを使えたことで、ソフト部分(プログラミング等)への時間を多くとれることになりました。
Q3.今後の展開をお聞かせください。
簡単な部品や小さな作品の製作は上手くいくと思います。課題研究発表会のようにきちんとした物を作っていくには、生徒や教員の力量だけでは難しいです。日々の使用が大事ですが、それをどの授業の中で使えるかは簡単に決まることではありません。今年度はマイスターハイスクール ブラッシュアップ実習の中で使用できないかと考えています。
お客様情報
- 会社名
- 滋賀県立彦根工業高等学校 様
- 設立
- 大正9年
- 所在地
- 〒522-0222 滋賀県彦根市南川瀬町1310
- 学科
- 機械科・電気科・建設科
- 公式サイト
- https://www.genkou-h.shiga-ec.ed.jp/
- 当校における概要
- 滋賀県立彦根工業高等学校は、大正9年に設立され創立100年を超える歴史と伝統をもつ、滋賀県彦根市に所在する公立の工業高等学校です。 機械科、電気科、建設科の3学科から成り、校訓「剛健和協」のもと、専門知識や技術、技能を高める一方、教養科目や部活動を充実させ、全人的な教育を行い、社会人として活躍できる人材の育成を目指しています。 令和3年度より、文部科学省次世代地域産業人材育成刷新事業 マイスターハイスクールの指定を受け様々な取り組みも行っています。

















































































